昨日作っておいた藁を重ねて束ねて長くしたものです。この藁束を
使って上顎、下顎の頭部を作りました。
一本の長い藁束を組み合わせて、どう作るのか本当に不思議です。
藁を編みあわせて、ねじりながら形を作っていきました。
藁束が、見事に蛇の顎(あご)になっていきます。見ていると、見事
としか言いようがありません。
こちらは細い藁から蛇の耳を作っています。
出来上がった耳です。半紙に墨で描いた目もあります。
欅(けやき)の枝が運ばれてきました。
欅の枝をわらに当てて、補強します。
枝ぶりを上手に藁の形にあわせて、縄で縛り補強していきました。
上顎と下顎とが同時並行で作られていきました。
二つを組み合わせて、頭のできあがりです。お札を入れて、最後に
目と耳をつけました。
今年のお札です。コロナウイルス早期退散が願われています。
この蛇の大きな口が悪いものを飲み込んでくれるといいですね。
出来上がった頭部をトラックで蛇造り場(ジガケ)まで運びます。
クレーンを使って櫓に安置しました。
安置した後には、蛇に雨で痛まないようにビニールをかけました。
「安行原の蛇造り」蛇が安置されました。
たくさんの保存会の方々が精魂込めて作った蛇です。
この蛇に櫓の上から安行を見守ってもらいましょう。
コロナウイルスの早期退散を祈願しました。