4年生総合「安行原の蛇造り」も探究Ⅱのサイクルに入りました。
郷土資料館の井出先生の特別授業を受けた後に、これまで調べて
きた事を新聞にして発信します。井出先生のOn-line特別授業の
後には蛇造り保存会会長の沖田さんのOn-lineインタビューも予定
しています。これまでの身近な人へのインタビューやネット資料
とは違う次元での学習をして蛇造り新聞造りに取りかかります。
できあがった新聞は蛇造り場の掲示板に貼らせてもらう予定です。
新聞づくりは1人ではできません。チームで協力して行います。
ここで新聞づくりを学べば、子どもたちはいろいろな場面で自分たち
で新聞を作ることができます。さっそく「蛇造り新聞」プロジェクト
のワークシートを作りました。そして3,4人のグループになりま
した。
これまで総合と国語の一部の単元を合科的に進めてきました。国語
の「漢字辞典」、「メモをとろう」、「新聞づくり」などで学習し
たことを総合の学習で使うことで、学んだことが活かされ、使うこ
とによって子どもたちの力として身につきます。
子どもたちには山登りの話しをしました。
「総合の学習は山登りと似ています。山登りといっても、先生の後
ついていくだけの山登りをしても、自分たちで山を登る力がつくと
思いますか?」
― つかない、つかない。先生いないと山登れないよ。
「そうだよね。総合の学習ではみんなが協力して、自分たちで山
を登る。先生は見守って応援はするけれど、みんなは地図を見たり、
天気予報を調べたり、友だちと協力して山をのぼる。時には道に
迷いそうなこともあるよね。」
―迷ったら大変だあ。
「間違ったら、またもどってやりなおせばいい。もちろん先生
たちは相談にはのりますけど、登るのは君たちだ。そんな風に
して山を登ったら気持ちいいよね!」
―絶対嬉しい!みんなでお祝いだね。
「そして…そうやって山を登った君たちは、山を登る力は…」
ーついてる、ついてる!
「そうだよね。そしたら、もっと高い山にも挑戦できるよね。」
「新聞づくりに挑戦しよう!井出先生の特別授業もあるし、沖田
さんへのインタビューはこれからです。記事書けそうかな?」
子どもたちからは元気な返事が返ってきました。
グループで話し合って、分担を決めました。
1新聞名、2アンケート 3インタビュー、4井出先生特別授業
5,6,7記事
を分担してみました。
編集長はグループのまとめ役です。分担といっても、1人でやるの
ではなく相談しながら協力して進めていきます。
さらにこの表の中に、見出しができたら△、下書きができたら〇
完成したら◎というふうに記入していきます。
写真は教科書のモデル文と同じように2枚。イラストはアンケート
で1つ描くことになっています。
各グループの新聞名も担当者が黒板に書きました。
いよいよ探究Ⅱの山場、新聞づくりにとりかかりました。
特別授業をしてくれた井出先生からは、時間が短く答えられなかっ
た子どもたちに手紙をいただきました。授業で使った資料も頂きま
した。さっそく、PDFにしてタブレットで全員が読めるようにしてい
きます。
探究Ⅰから探究Ⅱへと探究の室が深くなっていきました。
子どもたちの新聞の仕上がりを楽しみにしていてください。