5月24日は毎年、「安行原の蛇造り」が行われる日です。
今日、23日はその前日準備です。毎年、公開しておこなわれます
が、今年もコロナ禍、密をさけるために一般公開はされませんでし
た。(昨年は中止となりました)
五穀豊穣、無病息災を願う蛇造りです。コロナを追い払うためにも
と、今年は公開はしませんが「蛇造り保存会」の方々は「蛇造り」
を行うことになりました。場所は沖田植木園の倉庫、保存会の方が
朝8時30から集まり、準備を始めました。
ブルーシートを敷いて、作業を始めました。
一昨年の蛇が欅(けやき)の木が下ろされて運ばれてきました。
一昨年の蛇を解体しています。解体したものは、肥料になるそうです。
蛇を作る材料の藁が運ばれてきました。軽トラック何台分もの藁
を使います。
わらの「ふすま」という部分をとって、わらをきれいに揃えます。
大量の藁をきれいにそろえていきました。
胴体の芯になる縄を張りました。
わらをあてていきます。
三つ編みのようにして、ねじって胴体をつくっていきました。
約8mはあるでしょうか。これでも、いつもより短めだそうです。
こちらの藁は、明日の蛇の頭で使います。
できた胴を車の載せて、蛇造り場まで運びました。
この日は、埼玉新聞の記者さん、川口市の郷土資料館のスタッフの
方も見学に来られました。保存会会長の沖田さんと、蛇を載せる
櫓(やぐら)を見に来ました。
櫓の下に、小さな蛇がありました!これは昨年は「蛇造り」中止
になりましたが、無病息災を願って沖田さんが作って飾った蛇です。
できた胴体をクレーンで欅の木にかけました。例年は滑車を使って
人力であげますが、今年は特別です。
胴体が木にかかりました。
明日、24日(月)には頭部が載って、完成
の予定です。