7月7日(日)は自然観察会を行いました。場所は安行原自然の森、平岡山です。
学校クスノキ前に集合でしたが、始まりの前にヤギの赤ちゃんとふれあう時間をとりました。
ヤギの赤ちゃんたちずいぶんと大きく育ちました。とは言ってもまだミルクが大好きでした。
今回の自然観察会にはさいたま市のお話会のボランティアグループの親御さんと子どもたちも参加しました。
安行原自然の森に行きましたが、ここには実は貴重種のマヤランが育っています。故西川昭三先生がこの森で4年生の子どもたちと
発見したものです。
左側にある茶色い植物がマヤランです。マヤランは葉はなく自らは光合成を行いません。菌類と共生して栄養をもらうという
実に不思議な植物です。この森の豊かな生態系が育てているのでしょう。
キタマゴタケでしょうか。森にはたくさんの木の子が頭を出していました。
ナガフゴマカミキリムシです。枯れ木によく来ます。
ニイニイゼミの抜け殻。森にはニイニイゼミが鳴いていました。
ここは低地の草原です。
バッタの図鑑を見ながら、つかまえたバッタの種類を調べました。
この植物はカラムシです。葉っぱはさわるとふわふわしています。このカラムシの茎繊維で織物が作れます。カラムシ織です。
講師の環境アドバイザーの神山先生がベンチのもとでいろいろな質問に答えていました。?ベンチの下を見ると何か伸びていますね…。
何と…貴重種のマヤランが育っていますね!
この日の自然観察会ではフィールドビンゴをしてみました。子どもたちのビンゴノートです。
ふりかえりの時間です。見つけた植物や虫自慢をしながら発表してもらいました。たくさんの植物、虫や生き物を見つけることができ
ました。この森には今、ツミという鷹がやってきています。巣作りを始めているようで、カラスを追い払っています。鷹は生態系の頂点
に位置する動物です。鷹が棲めるということは、それだけこの森の生態系が豊かだということを表わしています。
最後におはなし会の奥山さんから絵本の読み聞かせをしていただきました。題名は「162ひきのカマキリたち」です。
春にたくさんのカマキリの赤ちゃんが産まれます。しかし、生き残るのはたった1匹だけ…。虫たちに元気に育っていってほしいですね。
今日、つかまえた虫は観察会の後は森に放してあげ、森に向かって「ありがとうございました」とあいさつをして自然観察会は終わりま
した。