難民の子どもたちにランドセルの支援!

 安行小学校の1年生を迎える会が終わりました。1年生も入学式から

一週間を過ぎて、学校に慣れてきたようです。全校で新1年生の入学を

お祝いした「1年生を迎える会」では新1年生にこにこでした。

  安行小だけでなく、全国で、ランドセルを背負った新1年生の笑顔が

あふれていることでしょう。

 その新1年生の中には、外国から日本にやってきた難民の子ども達もい

ます。難民のご家庭にとっては日本のランドセルはとても便利ですが、

値段が高く経済的な負担が大きいです。

 3月、卒業式の前日に難民を支援しているボランティア団体事務局から

エコクラブに連絡がきました。

「難民の子どもたちにわたせるはずだったランドセルがこなくなったの

大変困っています。ランドセルの支援をお願いできませんか」

ということでした。さっそく学校メール配信で6年生にランドセル支援

をお願いしました。6年生にとっても小学校生活の思い出のいっぱいつ

まったランドセルです。大切にとっておきたいという気持ちが強いと思

います。

 春休みに卒業した6年生が、次々と学校にランドセルを持ってきてく

れました。ていねいに親子でランドセルを持ってきてくれた方もいまし

た。「お兄ちゃん、お姉ちゃんのランドセルも使ってください」という

方もいらっしゃいました。

 急な連絡だったにもかかわらず、集まったランドセルは何と33個にも

なりました。1クラス分近くのランドセルが集まったことになります。

 さっそく連絡をとりランドセルを運んでもらいました。春休み中に

4回、来校していただき運んでもらいました。その合計が33個にもな

ったというわけです。

 

寄付していただいたランドセルです。

中には使っていないという運動靴、またノートを持ってきて

くれた方もいました。

どのランドセルもとてもきれいでした。6年間使ってきたのに、

傷一つないものが多いことにも驚きました。新品といってもわから

ないようなものも多かったです。

 

車に積み込んで、運んでもらいました。こうした運搬が春休み

に4回もありました。

後日、ボランティア団体さんから写真が送られてきました。

安行小の6年生がプレゼンとしてくれたランドセルを嬉しそうに

背負った新1年生の子ども達の写真です!

 

小学校に入学するとき、ランドセルが嬉しくて家の中でしょって

いた経験のある人も多いことでしょう。写真から嬉しさが伝わって

きます。安行小の6年生のやさしさが、たくさんの難民の子どもたち

を笑顔にしてくれました。

そして入学式の写真も届きました。

この取り組みは朝日新聞にもとりあげられました。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASR427QWWR42UTNB006.html