いよいよロボット大会が近づいてきました。今回はコントローラー
とレスキューロボットの配線、回路づくりを確認しました。
コントローラーとレスキューロボットの配線はなかなか
難しいです。ロボットにはモーターが2つありますから
それぞれに+とーのペアーが二つあります。コントローラー
から出るコードにテープをはってわかりやすくしてありま
す。
スクールタクトの画面を操作しながらの配線の学習を
すすめました。赤と茶、オレンジと黄色がペアーに
なっています。その組み合わせでモーターにつなぎ
ます。
ここからが問題です。ただつなげてももモーターは
周りますが、タイヤの回転がコントローラーの
スティックの左右にあっていなくてはなりません。
上の図の場合は右のスティックをオンにしても
左のタイヤが回っていますから、赤茶、オ黄を
入れかえる必要があります。
入れかえても、まだ終わりません。右のスティックを
オンにしてもタイヤの回転がバックの場合は、赤、茶
を入れかえて電流の向きを逆にしなければなりません。
右ができたら、左の配線です。図では左のモーター
は逆回転ですから黄色とオレンジは入れかえる必要
があります。
こうして配線ができたら、モーターのコードにテープ
をはって、コントローラーの色に合わせて書きこんで
いきました。こうすればロボット大会の時にすぐに
配線をセットすることができます。
コントローラーをロボットにつなぐ前に、豆電球
につないで光ることを確かめます。もし豆電球が
明るく光ればコントローラーはOKです。
豆電球が光らない場合はコントローラーの側に不具合
があります。あるいは豆電球がゆるんでいるというこ
ともあります。
こうした問題の切り分けをして解決していく、問題
解決学習の力が要求されます。動かないから、すぐ
にい「先生、動かないよー」となるのではなく、
自分たちの力で診断をして問題を見つけ、解決する
力を育てていきます。知識を使って役立てることが
必要です。
さあ、配線が終わってレース会場と同じじゅうたんを
ひいて試験走行です。
1人がコントローラー。もう1人がコードを持ち上げて
運びます。2人が協働してロボットを操作します。
練習は3分間しかありません。1分で配線完了。
あと2分でゴールを目指します。
廊下のタイルと違ってじゅうたんの上を走ります。
まさつなどが違いますから、いろいろ調整が必要です。