5年生は6月5日に田んぼの代かき体験、生き物調査を行い、13日には安行東光幼稚園の年長さんと一緒に田植えをしました。
6月17日(火)5,6時間目はプログラミングの授業を行いました。田んぼとプログラミング?どうつながるの…と思うかも知れ
ませんが田んぼの雑草を除草するアイガモロボットをプログラミングで動かすという取り組みが現在は進んでいます。
5年生の子供たちは4年生の総合で理科のモーターカーを使ってロボットを作りました。えんぴつプログラマを使ってプログラミング
についても学習をしています。今回はお米づくりで大変な作業となる除草をロボットで行い、そのロボットをプログラミングで動かすと
いうところで授業を行いました。
講師の先生はITベンチャー企業ナチュラルスタイルの松田さん、有機米デザインの中村さんをお迎えしました。松田さんはプログラマー
でもあり中村さんは日産で自動車開発の仕事をされていました。御二人が研究、開発で協力して「カルガモロボット」を製品化されていま
す。カルガモロボットは令和6年度度農林水産大臣賞を受賞しています。
新校舎の学童教室に5年生全員が集まり、お二人の授業を受けました。
田んぼは農薬を使わないと写真のように雑草だらけになります。しかし農薬を使いすぎると生き物の環境を壊してしまいます。
農薬を使わないで自然な形でお米作りができないか…これは大変大きな課題です。
そこで考案されたのがアイガモロボットです。
ロボットの特殊なスクリューで小さな雑草をとり、また泥をにごらせることで光をさえぎり雑草の生長をさまたげます。
授業ではIchigoJamというパソコンを使いました。手で持っている小さな物がIchigoJamというパソコンの本体です。
子供たちはこのキーボードとモニターについたものにIchigoJamをUSB接続してプログラミングをしていきます。
挨拶のつもりでHIと打ってもパソコンは認識しません。松田さんがSyntax error というのは「おまえ何言ってんの?」とパソコン
は言ってるんだね…と話すと、子供たちは大笑い。笑顔の中、授業がスタートしました。
パソコンにはパソコンに伝わる言葉(プログラミング)が必要です。
LED1とうつと赤いLEDランプがつき、LED0とうつと消えると教わり、さっそくやってみました。
赤いランプがつくと子供たちからは「おおー」と歓声が上がりました。
さらにある時間、光ってその後消えるというプログラミングを行い、それを繰り返すというプログラミングも行いました。
子ども達はもう興味深々です。たくさんの質問が出ました。
プログラミングが終わったらIchigoJamにsaveをします。
LEDの点滅のプログラミングをして、道路の信号の点滅などもプログラミングで動いていることを子供たちは実感しました。
いよいよミニアイガモロボットをプログラミングで動かします。
OUT33は前進、WAIT600は10秒間進むとなります。OUT17は右旋回になります。
みんなで協力、確認して入力しました。
繰り返しを指定して保存してプログラミングは完了です。次はミニアイガモロボをプールで動かします。
プールでは校長先生のお話を聞いて、いよいよミニアイガモロボを動かします。
IchigoJamをミニアイガモロボットにUSB接続しました。
見事にミニアイガモロボが動き始めました。
前進、右旋回を繰り返しています。
授業の最後は中村さんからアイガモロボの紹介をしてもらいました。
アイガモロボのデモンストレーション。アイガモロボのエネルギーは太陽光電池です。衛星とつながりGPS機能があり、自分の位置、
動いた軌跡もすべて記録されます。またスマートホンとペアリングをしてスマートホンで操縦もできます。
最先端のスマート農業の取組を体験してプログラミングの授業を終わりました。
放課後、アイガモロボは田んぼに投入してみました(続く)