5月22日(木)4年生は蛇造り見学に行ってきました。ここは蛇造り場です。安行原の蛇造りは江戸時代から300年以上も
昔から続く地域の伝統行事で川口市の無形民俗文化財にも指定されています。
これは蛇造りの看板です。この漢字だらけの文章を4年生は国語の漢字辞典の学習をしながら、読み解いてきました。
天下泰平、五穀豊穣、無病息災を願って大きな藁蛇を作ってケヤキの木にかけます。
蛇造りは5月24日(土)ですが、土曜日には見学には行けないので、今日22日に見学に来ました。子供たちにお話をしてくれたのは
蛇造り保存会の会長、沖田さんです。
事前にいろいろと調べて来た4年生が、どんどん手をあげて質問をしていきました。
国語で学習した「聞き取りメモの工夫」を活かして、メモを一生懸命にとりました。
この写真は櫓(やぐら)です。今はケヤキの木ではなくこの台に蛇をのせています。
1年間、高いところに飾られて、天下泰平、五穀豊穣、無病息災を見守ってきてくれた古い蛇が木
から降ろされています。口の中には願い事が書かれたお札があります。
この古い蛇はばらばらにして藁は土にもどすそうです。
蛇造りのたくさんの謎について子供たちは次々に質問していきました。
質問が一段落してからは自由に観察、インタビューする時間もとりました。
これは蛇造り場にあるお地蔵様です。5月24日はお地蔵様の日でもあるそうです。
自由観察の時間も沖田さんにたくさんの質問をしました。
わら蛇の骨組みはケヤキの木の枝を使っています。
これは蛇のひげです。蛇にひげがあるって…不思議ですね。
こんな看板もありました。安行八景。安行の名所ともなる良い景色が8つある。そのうちの1つがここということです。
他の7つってどこだろう??調べていってわかるとそれで終わりではなくて、また疑問が出てきます。算数は答を出して〇がつけば
終わりですが、総合ではどんどん深く調べていきます。こうした学習を「探求的な学習」と言います。
蛇造り見学を終えて、たくさんのことがわかりましたが、また新しい疑問や課題が生まれてきました。