10月27日(日)はエコクラブで田んぼで脱穀、籾摺り、精米を行いました。
安行小こどもエコクラブだけでなく戸塚南小あすぱるエコクラブの子供たちも参加しました。
まずは天日干しして乾かした稲から籾をとる脱穀の作業です。稲束は大量にあります。
これが足踏み脱穀機です。足でペダルを踏みながら、はずみ車を回してフックにひっかけながら籾をとって
いきます。
これは千歯こき。櫛のような鉄の刃に稲束をひっかけて籾とりをします。江戸時代はこの千歯こきがひろく
使われていました。
足踏み脱穀機は大正時代に発明されました。画期的な道具になりましたね。この写真で使っているのは
大正時代の木製の足踏み脱穀機です。前の写真の金属製の足踏み脱穀機と比べると、断然、昔の脱穀機がよく
回ります。昔の人の知恵はすごいですね。
袋で集めた籾を出しています。この段階では籾だけでなく、稲の小さな茎は稲くずがたくさん混じっています。
左にある編みをかけてある箱の上に置いて、手で籾を落としていき、網の上の稲くずは取り除きます。
選別した籾を唐箕(とうみ)にかけます。唐箕はハンドルを回すと風が起きて、風の力で小さい稲くずを
遠くに飛ばします。実がつまった籾はそのまま下に落ちてきます。
落ちてきた籾を袋に回収しています。
たくさんの籾が収穫できています。
稲はたくさんあるので2台の足踏み脱穀機はフル稼働で動かしました。
みんなもう汗だくになって脱穀作業を行いました。
これは循環型精米機です。籾を循環させながら玄米からさに白米にしてくれます。
羽釜でご飯を炊いてみました。
籾をとった稲が稲藁(いねわら)です。稲を束にした結束バンドをはずして稲わらを重ねていきました
いよいよ最後の稲束になりました…
これで田んぼの稲の脱穀は終了です!
ちょうどその頃、おいしくお米が炊き上がりました!羽釜でたいたお米はおいしそうですね。
羽釜で炊いたお米を塩だけで食べてみました。新米はもちもちしていて実に美味しかった
地域にお住まいの新井田さんから差し入れのミカンをいただきました。お米を食べた後のデザートになり
ました。新井田さんはこの田んぼを学校ファームにするときに、田んぼのお話を地主さんとつなげてくれた
方です。いつもご協力いただいています。
最後に、これまで田んぼの活動に来てもらった「おむすび券」とお米を交換しました。おむすび券1枚で
お米1合と交換しました。みなさんお疲れさまでした。新米は美味しかったでしょうか!?
これが「おむすび券」です。「くすのきチケット」は校内環境通貨ですが、この「おむすび券」は校内
を超えて…地域通貨となって活用されています。