レスキューロボット本体が出来上がり、コントローラーもつないで、ロボットは前後左右に動くように
なりました。いつでもすぐに配線ができ正しく動くように大会に向けて準備することにしました。
車の前と後ろの向きがわかるように前、後と字をロボット本体に書き込みました。
ロボットを前に向けた状態でどうコントローラーの線とつなぐか確認していきました。
ロボットは箱の上に載せてタイヤを回転させて調べていきました。
配線がすぐにわかるようにモーターの導線にテープを貼って色がすぐにわかるようにしま
した。これでいよいよロボット大会まえの準備が進みました。ここからが本番です。
ロボットが出来上がったところで、「問題解決」ということについて考えていきました。
問題解決とは、字そのままに出てきた問題を解決するということです。しかし問題の解決のためには本当の
原因を見つけなくてはいけません。考えられる原因は1つではありません。いくつか考えられる原因から
どれが本当の原因かを見つけなくてはなりません。これを「問題の切りわけ」といいます。
豆電球で考えましょう。
豆電球が光らないという問題をどう解決するか。原因は様々です。
子供たちと話し合うと、下のように4つ出てきました。
ここからどれが本当の原因が探さなくてはいけません。
先生「豆電球がゆるんでいるからかどうかは、電球をしっかりつければすぐにわかる」
「電池が切れてるかどうかはどうやって調べる?」
子供「他の電池と交かんしてみる」
「新しい電池と変える」
先生「そうだね。豆電球がついた電池と交換してみればいい。もし電池を交換してついたら、豆電球が
つかない原因は電池だね。これで問題は解決。でも、それでも豆電球はつかない場合は…原因は
電池ではない。じゃあどうする?」
子供「電球が切れてるかも」
先生「それはどうやって調べる?」
子供「ついた豆電球と交かんしてみる」
先生「そうだね。それでつけば原因は豆電球だね。豆電球を交かんして解決だね」
「こういうふうに何が本当の原因がを調べていくときに調べていきます。こういうやり方を問題の切りわけ
といいます。これからロボットはレスキューの荷物をのせて走らせるけれど、その時に止まったらどう
するか。自分たちで問題を切りわけて車が動くように問題解決をしていってください」
車の点検をしてレスキューロボット大会に向けての練習、調整が始まりました。
レスキューのために物資を運びます。ゴールすると10点ですが、ホッチキスをのせると5点、のりは4点、
はさみ3点、単3電池1点と加点されます。重たくなると車体がきしんだりして、いろいろな問題が出てきま
す。どこまで自分たちのレスキューロボとの性能をあげられるか問題解決、探求的な活動が続きました。