学校ファームの田んぼの広さは1000平方メートルもあります。昔の言い方だと1反です。
1反でとれるお米は人が1年間に食べる量と言われています。そのお米の量を1石といいます。
安行小の学校ファームでは1反の田んぼから1石のお米がとれるということになります。
とはいえ1000㎡です。人の手で刈るだけではとても大変です。昨年も正直、刈り終わるまで大変でした。
子供たちにもただ稲を刈るのではなくて、丁寧に稲を刈ってもらって、自分の刈った稲を束ねて、名札をつけ、
その稲束を脱穀、籾摺り、精米して炊飯して食べるようにできないかと考えました。そのためにも、無理せず
に刈って、残ったところは稲刈り機を使うことにしました。
これが稲刈り機です。バインダーといいます。中古の機械を購入しました。昨年まで動いたいたということ
だったのですが…試運転をするとなぜかエンジンがかかりません。それどころかガソリンが漏れ出しました。
せっかく購入した機械が使えない!!…
この稲刈り機を直してくれる人が学校にはいるんですね。安行小に勤務されている校務員さんです。もう
スーパー校務員さんで電気の修理からエンジンの修理まで何でもできる方です。
校務員さんに見ていただくと「ガソリンが漏れてきているからね。キャブレターがおかしいんだね」
「一度、分解して洗浄してみましょう」
さっそく分解して洗浄してもらいました。長年の汚れがつまっています。それをきれいに洗浄していただき
ました。
オイル交換も行い、ギアにも油をさしました。
そして…なんと快音を出して動き始めました!さすがスーパー校務員さんですね!
稲刈り機、バインダーを田んぼに運びました。田んぼで出番を待っています。
このバインダーは稲を刈るだけでなく、束ねて、麻ひもで縛ってくれるという優れものです。