4年生は総合の学習で「わたしたちの未来とロボット」というテーマで2学期は学習を進めています。
夏休みのサマースクールで埼玉大学の野村先生に来ていただきプログラミング学習を行いました。
この学習を受けて、2学期はレスキューロボット作りに取り組んでいます。
9月6日にも野村先生に来ていただき特別授業を行いました。ロボット作りのスタートです。
北校舎の学童教室をお借りして、4年生全員が野村先生のお話を聞きました。
授業の内容です。まるで大学の講義のようでした。
はじめにロボットという言葉からどんな形のロボットを浮かべるのか、授業支援ソフト「スクールタクト」
に描いてもらいました。
子供たちの描いたロボットです。
日本ではマンガでいろいろなロボットが描かれてきました。人型、自立型ロボットの鉄腕アトム、猫型
ロボットドラエモン、リモコン型ロボットの鉄人28号、ガンダム。子供たちもよく知っていました。
アニメのロボットはロボット研究者にも大きく影響を与えているそうです。野村先生もガンダムが大好き
だったそうです。
最近はロボットが身近になってきました。お店でも配膳ロボットや案内ロボットも見かけることも珍しく
ありませんね。
そもそも、「ロボット」という言葉の始まりのお話を聞きました。ロボットはチェコスロバキアの小説家
チャペックさんが人間の代わりに働く機械をロボタとチェコ語であらわしたことが始まりだそうです。
人間の代わりに働く機械がロボットだとすると、もうすでに私たちの身の周りにはロボットがたくさんあり
ます。自動で動いて調整して止まる洗濯機もエアコンも炊飯器も立派なロボットといえます。
野村先生が「ロボットがほしい人?」と聞くと、たくさん手があがりました。そのロボットに何をしてほしい
ですかと尋ねると…
宿題が一番多かったですね!
野村「でも、みんなロボットが宿題をしたら、ロボットはどんどん頭よくなるけど、みんなはどうなる?」
子供「ぼくたちバカになっちゃうなあ」
野村「ロボットがどんどんかしこくなったら、人間の仕事をどんどんかわってやっていったら、将来、
みんなの仕事がへってしまうかも知れない!」
最新のロボット研究も紹介してもらいました。子供たちからは「すごいなあ」という声と同時に「ロボット
怖いなあ」という声もあがりました。ロボットは使い方しだいではとても便利ですが、使い方を間違うと
危険になるかも知れません。
ロボットが身近になっていくだけに、ロボットに何をしてもらうのかをしっかりと考えていくことが大切
です。ロボットに何をさせるかを考えることは、人間がやらなくてはいけないことは何かという問題にもな
ります。人間と科学技術の関係の問題です。
野村先生からは今、本当に必要なロボットは何でしょうという問いかけもありました。自然災害の多い、
日本では自立型人型ロボットよりもリモコン型のレスキューロボットが必要ではないか。4年生のみなさ
んも理科の学習で作ったモーターカーを使って「レスキューロボット」を作ろうという呼びかけでした。
みんな、理科で使ったモーターカーを出して動かしてみました。このモーターカーを合体、改良して安行小
の4年生はレスキューロボットを作っていきます。
子どもたちのふりかえりです。