12月29日(木)毎年、29日は恒例、「しめ縄づくりとせんべい焼き」をエコクラブ
で行いました。朝、9時から準備を始めました。まずは稲わらに水をかけて湿らせま
した。わらでしめ縄の形が作りやすいようにしました。
校庭の落葉だめにリヤカーを運び、炭に火をつけるための枯れ枝を集めました。
ここは校庭隅の落葉だめならぬ、枯れ枝だめ(?)です。たくさんの木の枝が集め
られています。この枝を長すぎるものは手や足で折って薪にします。
ドラム缶でつくったバーベキュー台で燃やして、炭を入れ、火の点いた炭を七輪
に移していきました。しめ縄を作ったら、せんべい焼きを楽しむための準備です。
校長先生も駆けつけてくれました。「新年の年神様を迎える場所を表すのがしめ
縄です。昔の人は29日は二重苦として飾るのは29日はさけてようですね。ぜひ
作ったら明日30日にかけましょう」
続いて、ゲストとしてお迎えした自然っこクラブの子供たちのラオス報告です。
自然っこクラブの神山さん(埼玉県環境アドバイザー)は毎年、息長くラオスの
学校支援を続けています。安行小も毎年、文房具を集めるお手伝いをしています。
集めた鉛筆やボールペンなどの文房具は直接現地まで飛行機に乗って運び届けて
います。今年は自然っこクラブの子供たちも現地に行きました。その子供たちも
しめ縄づくりに参加してくれたので、報告をしてもらいました。
みんな真剣にラオス報告を聞いていました。
会場にラオスの子供たちの手作りの刺繍作品を持ってきてもらい販売してもらい
ました。売り上げはラオスの学校支援に使っています。
さて、いよいよ「しめ縄づくり」の始まりです!
13本から15本の稲藁を1束にします。それを3束つくります。束をとめる
のには輪ゴムと麻ひもを使いました。
2つ束をねじっていきます。どちらも時計まわりにねじります。そしてその2つの束を反時計回りに
ねじっていきます。2つの束がねじり終わったら、今度は残りの1束を時計まわりにねじりながら反
時計まわりに巻きつけていきます。1人ではなかなか難しく、友だち、みんなと協力が必要です。
説明が終わって、しめ縄づくり開始!稲わらを13本から15本選びます。
稲わらの根元、ふすまという部分は汚れているのでとってきれいにして束にして
いきました。
飾り付けはクロガネモチの赤い実や松、また校庭になっているキンカン、中庭
のミカンを使いました。
素敵なマイしめ縄かざりの出来上がりです!
しめ縄ができたところで、みんなで大きなしめ縄をつくってクスノキに飾ること
にしました。はじめは30本の稲わらを使いねじりながら10本ずつの稲をたし
てつないでいきました。
クスノキの幹まわりは5m40cmもあります。みんなで7mのしめ縄をつくり
ました。
中学生も参加してくれてリードしてくれました。
出来上がったしめ縄をクスノキまで運びます。
さあ、このしめ縄をクスノキに巻いていきます。
クスノキにしめ縄をかざりました!思わず拍手が起きました。
さて、お楽しみのせんべい焼きです。
こまめにせんべいを裏返していくのがこつです。炭の火が強いとすぐにこげて
しまいます。
焼きながら醤油をはけでぬっていきました。
おいしいおせんべいを いただきまーす!
最後です。おせんべいを食べ終わったところで、環境アドバイザーの横山
さんからお正月のお話を聞きました。
新年の初日の出とともに「年神様」がやってきます。そしてみんなの家それぞれ
に来ますが、その目印があります。「門松」です。そして「しめ縄」は悪い者を
しめだす。年神様はそこを通って、最後に鏡もちに宿るといわれています。
お正月が終わると、みんな鏡餅をわって焼いて食べますね。年神様を体にとり
こんで新しい力をもらうんですね。
昔の人の新年を迎える行事はこういうふうに今に続いています。
しめ縄づくりたくさんの参加ありがとうございました。
どうぞ、よいお年をお迎えください!
来年もどうぞよろしくお願いします。