11月4日(木)は委員会活動がありました。この日、環境委員会は理科室で
特別受業を行いました。
保護猫の活動をされている動物保護ボランティア団体の方々にzoom
で入って来ていただき『動物福祉」の受業を実施しました。
動物福祉という考えは、地球上で生きるあらゆる動物たちを守り、思いやり
をもって接し仲良く共存し生活していくという考え方です。
「さくら猫」という猫を知っていますか?
さくら猫は野生の猫を捕獲して、赤ちゃんが産まれないように手術を
します。その手術をしたしるしに耳に小さな切り込みが入っています。
猫は1年間に3回、4回出産を繰り返します。ですから、そのままにして
おくと猫がたくさん増えすぎてしまいます。
学生ボランティアが作成した、動画です。野生の猫が増えていって
しまうことが歌と絵でよくわかります。
野生の猫のくらしの絵を3枚見せてもらいました。
この3枚の絵を見て、子ども達がスクールタクトに感想を書きました。
野生の猫が生きていくということは大変なこです。
一方で野生の猫がどんどんふえていくと…
どういうことがおきているか…
殺処分です。
この数を子ども達は真剣に受けとめていました。
殺処分をへらすために、「いのち」を守るためにどうしたらいいのか。
ここでボランティアの方たちの取り組みが紹介されました。
TNRです。
TNRとは野生の猫をつかまえて、不妊や去勢手術をします。
そして、また猫をもとの場所に放します。TNRをすると猫たちは
増えすぎることはなくなり、それぞれの猫は殺処分されることは
なくなり、地域猫として「いのち」をまっとうすることができま
す。
子ども達にスクールタクトを使ってTNRについてアンケートをと
りました。
A 積極的賛成
B 賛成
C 反対
D 強く反対
という4択でアンケートをとりました。
大きく2つに分けて、賛成84%、反対16%です。
子ども達に意見を発表してもらいました。
「わたしは反対です。猫だった赤ちゃんを産んで育てたいと思っていると思う」
「でも、殺処分をさけるためにはしょうがないんじゃないかな。僕は賛成です」
子ども達の意見は様々です。ここでは結論は出すことはしませんでした。
1人ひとりが真剣に受けとめ考えていくことが必要です。
動物ボランティアのみなさんからはzoomを通して、次のようなメッセージ
をもらいました。
最後に、保護猫の活動をつなぎ,支援する会社を起ち上げた、川口の
中学校の卒業生の先輩もzoomに参加してもらいました。
最近、株式会社neconoteを起ち上げたばかりです。殺処分される猫たち
を何とか救いたい、「いのち」を守るしくみを作りたいということで
活動をしているそうです。
「いのち」の大切さは言うまでもありません。それは動物も同じです。
これからも動物福祉について、みんなで考えていきましょう。