4年生の国語で「聞き取りメモのくふう」という学習を
しています。
社会科見学や総合の調べ学習などでもインタビューが
ありますが、そのさいのメモ取り方がとても大切です。
まずは授業の導入として「伝言ゲーム」をしてみました。
ちょっと…4年生には長いと思われる文を用意しました。
この文章で伝言ゲームをしてみました。
座席順に縦の列のグループごとに競うことにしました。
もちろん、伝言ゲームだからメモは取りません。
なかなかの長文です!
「えーと…何だっけ…」
子ども達は苦戦しています。
交代で前に出てきて、最後まで伝言が伝わりました(?)
最後の子ども達が聞いた伝言を発表します。
重要な言葉を10個として、聞きながら、その場で採点しました。
メモがないままの伝言ゲームでは…
なんと10点、20点のグループが多かったです。日付も
月が変わったり、大笑いとなりました。
「言葉だけで伝える、伝言ゲームではうまく伝わらないね。
どうしたらいいんだろう?」
「書けばいいよ!」
「メモをとれば…」
「そうだね。伝言だけでは、どんどん大切な事が残らない。
じゃあノートを出して、メモをしてやってみよう」
メモをして、発表をしてもらいました。
すると… さっきは10点、20点だったものが高得点
80点、90点…と点数があがりました。子ども達もメモ
の効果を実感したようでした。
メモの取り方について教科書を見ました。
横書き、縦書き、いろいろな書き方があります。
短い言葉にしたり、記号化したり、箇条書きに
まとめてみたり、いろいろな工夫があります。
自分にあう方法を選んで、再度違う文で挑戦
しました。
1人1人発表しましたが、80点、90点と高得点が
続きました。100点も出て、大きな拍手がわき起こり
ました。
メモを取るとこの大切さを学習しました。ただメモを
残すだけでは不十分です。メモに書いている大事な
言葉をつないでお話できることが大切です。そのために
はただメモを取るだけでなく、聞きながら頭の中で
絵、お話を
絵やお話(イメージ)にすることが大切ですね。
メモの大切さは、ノートを取ることの意味にも
つながります。授業の要点が黒板に書かれ、それを
工夫して自分のノートに写しながらまとめる。あと
でノートを見直したときに、その授業の様子がお話
できるぐらいになると授業はしっかりと身につくこ
とでしょう。
4年生は総合の授業で「安行原の蛇造り」に取り組
んでいます。近々On-lineでの授業やインタビューを
企画しています。
「聞き取りメモのくふう」で学んだことを活かして
いきましょう。