5月14日(火)2年生生活科の「ヤゴ救出大作戦」を行いました。
ヤゴ採りではありません。ヤゴ救出大作戦です。プール清掃でプールの水が流され
プール清掃が行われます。そのままでは池の生き物たちは全滅です。そこで、2年生
がプールの生き物たち、特にトンボのヤゴを採って救出します!
講師は環境アドバイザーの横山隆さんです。みんなが昨年の夏泳いだプール。子どもたち
はプールに入っても、別に生き物は飼っていませんでした。どうして、たくさんのヤゴ
がプールにいるんだろう!?
プールに落ち葉がおちて、ユスリカの幼虫のアカムシが育ち、トンボが卵を産み、卵
からかえったトンボのヤゴがアカムシを食べて大きくなり、やがてトンボになる。
プールの水という場があって、たくさんの生き物がつながって生きています。
横山さんのお話を聞いて、
「ヤゴ救出大作戦頑張るぞー!」
「お^!!」
という威勢の良い子どもたちのかけ声の後、プールに入りました。
事前のプールの水は少しぬいておきました。みんなひざまで使って真剣にヤゴを
さがしました。
網で泥や葉っぱといっしょにすくって見ると…いました、いました!
頭が逆三角。これはナツアカネやアキアカネなどアカトンボのヤゴです。
今日は、川口市の自然保護対策室の職員の方も参加して、子どもたちと一緒にヤゴを
救出しました。
2年生、もう時間をわすれて熱中しています。
ヤゴ採りが終わって、クラスごとにヤゴの数を調べました。
いよいよその数の発表です。
なんと… 1540匹ものヤゴを救出しました。
救出したヤゴは、クラスで育てたり、理科室前の水槽で育てたり、学年園の池
に放して育てます。年々、トンボの数が減っています。たくさんのヤゴを保護
して、たくさんのトンボをよびもどしたいものですね。
横山さんから、トンボの標本をいただきました。
ギンヤンマ
アカトンボのヤゴ
シオカラトンボのヤゴ
イトトンボのヤゴ
ハイイロゲンゴロウとアカガエルのオタマジャクシ
これからたくさんのヤゴがトンボになって飛び立つのを見守っていてください。