安行小学校では埼玉県では準絶滅危惧種に指定されているアカガエル飼育に取り組ん
でいます。昔、ひいおじいちゃん、ひいおばあちゃんの子ども時代の安行にはアカガ
エルはたくさんいました。しかし、都市化、田んぼの減少が進むなかあまり見ること
はなくなりました。数少なくなったアカガエルを安行小学校では卵から保護して、
オタマジャクシにして大きくなるまで育てて、放流するというアカガエルプロジェク
トを行っています。
今日は、昨年2月に配布した卵をもらった子どもたちが、大きく育ったアカガエルを
持って学校に来てくれました。
学年園の制作中のアカガエル池に、さっそく放すことにしました。
「アカガエルくんたち、元気にここで育ってね」
4匹のアカガエルを池に放しました。これから裏の林で大きく育っていくことで
しょう。
5月10日(金)の今日は、委員会活動の日です。校内エコクラブでもある
環境委員会で池づくりのために、池のまわりに石を置いていきました。うさぎ
小屋のまわりにある石を集めて、リヤカーで池に運びました。
学年園の裏まで運んでいきました。
防水シートだけだった池のまわりに大きな石、次に小さな石を置いていきました。
石と石の間に小石を入れていきました。
学年園の田んぼです。昨年度からバケツイネから田んぼでの米づくりを始めました。
この田んぼにはアカガエルのおたまじゃくし、ヤゴ、タニシ、たくさんの生き物が
すんでいます。田んぼは日本型ビオトープと言われるようにたくさんの生き物が
つながりあって生きています。
おそるおそる手を入れてみたり、網を入れてみると…
大きく育ったアカガエルのオタマジャクシやヤゴいます。
「うわあ、いっぱいいる!」
「ヤゴだあ」
「かわいい」「えーこわい」
子どもたちからはいろいろな声があがりました。
アカガエルが安心してすめる環境づくりを、これからも進めていきます。