4年生総合2学期「わたしたちの未来とロボット」

わたしたちの未来とロボット 第1回  9月24日(火)

 

4年生の2学期の総合「わたしたちの未来とロボット」が始まりました。今日は、第

1回目の授業となります。この授業は埼玉大学の野村準教授をゲストティチャーにおよび

して進めていきます。野村先生には毎年、安行小に来て授業を行っていただいてます。

野村先生はロボット工学の専門家でもあると同時に、ロボットを使った授業、また

先生を育てる仕事、研究をされています。若いときは世界ロボットコンテストにも

参加されました。

野村先生の自己紹介が終わると、

「ロボットと言ったら、みんなはどんな形を想像しますか?絵にかいてみてください」

みんな思い思いにロボットの絵を描き始めました。

子どもたちは友だちと相談し始めましたが、

「自分で考えたロボットを描いてみよう。友だちと相談しないで、自分のロボットを

描いてみたください」

1つだけでなく、いろんな形のロボットを描いてもらいました。

四角いロボットを描いた人?

丸いロボットを描いた人?

人型ロボットの人はいるかな?

 

スクリーンの写真を見て、歓声があがりました。みんながよく知っているアニメの

ロボットです。子どもたちからは「ドラえもんだ。ドラえもんロボットだった」

「ガンダム持ってる!」様々な声があがりました。次の画面はさらに大歓声!

たくさんのロボットがあるものですね。

野村先生から、みんなの質問がありました。ペッパー君は知っていますか?

「知ってる、知ってる」

どこかで見かけましたか?

「お寿司やさん」「イオン」

ペッパー君はスマホを2台持っているお家の人が、1年間に払う携帯代金で買うことが

できるんですよ。

「えー、携帯2台分?」「安いなあ」「ぼくも、ほしい!」

さて、みんなはロボットが手に入るとしたら、欲しいですか?

ロボットがほしい人!?

「はーい!」たくさんの手があがりました。

しかし、一方でほしくないという人もけっこういました。

ロボットに何をしてもらいたいですか?

 子どもたちとのやりとりが続きます。

「宿題をやってもらいたい」

でも、宿題をロボットにやってもらったら、みんなはどうなる?

「勉強にならない。」「力がつかない」

「お母さんの手伝いをしてほしい」

「お母さんの喜ぶことをしてほしい」

お母さんの喜ぶことは、誰がやったほうがいいのかな?

「ロボットじゃなくて、自分」

ロボットに本当に、何をしてもらえばいいのだろう?

ロボットと言えば、未来のものという感じがしますね。しかし、実はロボットは

みんなの身の回りにありませんか?

「ルンバ!」「ルンバうちにあるよ!」

他にはロボットないのかな?

こうしたロボット以外にもルンバのような…

「ルンバがロボットなら、電気洗濯機は?」

そうだね、洗濯機は自動で量をはかって、洗濯、乾燥までしてくれる。これは、

もう立派なロボットとは言えないかな?

「それなら、電気炊飯器も」「エアコンも?」

そう考えると、もうみんなの周りにはロボットがいっぱいるんだね。

ロボットの語源を知っていますか?

ロボットはチェコスロバキアのチャペルという人が書いた本の中に出てきたのが

はじめです。チェコ語です。

人間の役に立つ、人間の変わりに働く機械が「ロボット」です。

そう考えると、もう電気洗濯機は立派なロボットですね。

あと、少ししたら生活の中でガンダムみたいなペッパーのようなロボットが日常

で見ることになるかもしれません。その時に、人とロボットはどうつきあっていった

らいいんだろう。学校の先生がロボットになるかもしれない?

「えー!」

ロボットはどうなふうに授業を進めるんだろう? よそ見していたら、声をかけて

くれるかな?

みなさんは5年生になると自動車工場の学習をします。工場ではロボットが車を

組み立てています。この大きな工場に人は10人もいません。ロボットが増えれば

人の仕事がなくなるかも知れない。

これは人をいやしてくれるロボット。数万台も使われています。

これはパワースーツ。人の力を大きくしてくれます。重たい荷物を運んだり、介護の

お年寄りなどを移動させてあげることも簡単にできる。

これはサッカーをするロボットです。自分でボールを見て、判断して動いて、ゴール

をします。自律型ロボットです。

これは?

「マツコ・デラックス」(大笑い)

アイドルもロボットになったりするかもしれませんね。

これは電話機みたいなロボット。ロボコンです。何でも教えてくれます。今のスマホや

タブレットにかわって、1人ロボット1台となるかも知れませんね。

これは人の足ではありません。どんな場所でも運ぶことができるロボットです。

人がけっても、氷の上ですべっても、決してたおれることがありません。

こんなロボットに追いかけられたら…こわいですね。

 

ここまでロボットについてみんなと考えてきました。

さて、次の時間までに考えてみよう。

・ロボットにできることとは。

・ロボットでなければできないことは何だろう?

・逆に考えると、人がやらなくてはいけないこととは何だろう。

・人間とロボットが協力した方がいいことは何だろう。

みんなが大人になるころはロボットと一緒に暮らす、共生する時代にになります。

どんなふうに人とロボットはつながっていけばいいのか、みんなで考えていきましょう!