4年生総合「わたしたちの未来とロボット 」(2)

前回1回目は埼玉大学の野村先生の集中講義でした。まるで大学さなが

らのzoomとteams、さらにスクールタクトという授業支援ソフトを使

っての授業となりました。

4年生総合2学期「わたしたちの未来とロボット」9月8日(1)

この授業を受けて「ふりかえり」の授業を行いました。授業は分散登校が始まったので

クラスの子ども達の半分は教室、半分は家庭からオンラインで参加という授業になりま

した。

パソコンでteamsを起ち上げて会議(ビデオ会議)を開き、家庭にいる

子ども達とオンラインでつなげました。

家にいる子ども達もteamsを使って参加します。マイクをオンにして

授業中に意見も発表してもらいます。

野村先生の集中講義の3時間を改めてふりかえりました。子ども達が

書いた意見もスクールタクトを共有画面にして見ることができます。

ロボットのイメージ ロボットの語源

実はもうすでにロボットは家電製品としてあふれていること。

ロボットと人間がどうつきあっていけばよいのか。

ふりかえりをしながら、こんな質問をしてみました。

T 20××年、安行地区に新しい学校が出来上がります。

  最新設備の整った学校です。そして…先生方はみなロボット

  です。みんなはこの学校に賛成?反対?

子ども 先生がロボットってやだなあ…

T どうして?ロボット先生は何でも知っているし、答えてくれ

  るよ。

子ども きちんと教えてくれるかも知れないけど、雑談とか…

    できないでしょ?

子ども 気持ちはわかってくれないかも!

T  たしかに教えることはきちっと話してくれるけど、雑談は

   しないかなあ。「昨日は僕の誕生日だったんだよ!」と

   笑顔で話しかけても。話が続かないかな…

T  みんなが廊下を走ってたら、ロボット先生はどこまでも

   追いかけてつかまえて「廊下は走りません。わかりまし

   たか」とみんなが「はい」と言うまで話すだろうね。

子ども なんかこわいなあ(笑)

T  そういうふうに命令されてるから、絶対に守るよね。

子ども え…それ、やだなあ…。

スクールタクトで4択アンケート機能を使って答えてもら

いました。ABCDのAが賛成、Bが反対です。

結果はほとんどがB反対でした。

次に、違う問題を考えてもらいました。

T みなさんの大切な家族が大変な病気になりました。すぐ

  に手術が必要です。むずかしい手術で命にかかわります。

  病院に行くと、

  「ロボットの医者と人間の医者がいます。どちらに手術

   をお願いしますか?サインをしてください」

  と病院から言われました。さあ、みんなはどちらの医者に

  手術をお願いしますか?命をどちらにあずけますか…

すぐにteamsでブレイクアウトルームを作り、教室にいる子ど

もたち、家にいる子ども達にまざってもらい3人の小グループ

で話し合ってもらいました。

 

「ロボットは人間よりも正確に手術ができるんじゃない」

「ロボットは万が一停電したりとか,故障するかも知れないよ 」

「暴走したら、大変だよ!」

『ロボットには心がないから気持ちわかってくれないよ」

賛成、反対、いろいろな意見が出ました。

ブレイクアウトルームを終えて、全員でつながりながら意見を

出し合いました。

家にいる子どもたちからもマイクをオンにしてもらって意見

を発表してもらいました。

話し合いの後にスクールタクトの4択機能を使って、A人間の

医者、Bロボットの医者で投票してもらいました。

結果は人間の医者が多かったです。しかし、これはどちらが

正しとは言うことができません。これからずっと課題として

考えていくことですね。

ロボットの医者に反対が多かったのは、まだまだロボットの

技術は「人の命」を任せるまでにはいたっていないということ

でしょう。

ロボットに何をしてもらうのか、逆に言うとロボットではなく

人間がやらなくてはいけないことは何なのか?…ということを

考えていかなくてはいけないということですね。

ふりかえりの最後には「今、本当に必要なロボットとは何か」

ということを改めて考えました。

野村先生からは「今、本当に必要なロボットはドラエモンの

ような自律型ロボットではなく、大地震、原発事故、水害な

どの災害じに活躍できるリモコン型のレスキューロボットで

はないかというお話があったことを改めて確認しました。

この後は,子ども達に感想、意見をスクールタクトにまとめ

て書いてもらいました。

4年生の意見をいくつかswayで紹介します。