前回1回目は埼玉大学の野村先生の集中講義でした。まるで大学さなが
らのzoomとteams、さらにスクールタクトという授業支援ソフトを使
っての授業となりました。
この授業を受けて「ふりかえり」の授業を行いました。授業は分散登校が始まったので
クラスの子ども達の半分は教室、半分は家庭からオンラインで参加という授業になりま
した。
パソコンでteamsを起ち上げて会議(ビデオ会議)を開き、家庭にいる
子ども達とオンラインでつなげました。
家にいる子ども達もteamsを使って参加します。マイクをオンにして
授業中に意見も発表してもらいます。
野村先生の集中講義の3時間を改めてふりかえりました。子ども達が
書いた意見もスクールタクトを共有画面にして見ることができます。
ロボットのイメージ ロボットの語源
実はもうすでにロボットは家電製品としてあふれていること。
ロボットと人間がどうつきあっていけばよいのか。
ふりかえりをしながら、こんな質問をしてみました。
T 20××年、安行地区に新しい学校が出来上がります。
最新設備の整った学校です。そして…先生方はみなロボット
です。みんなはこの学校に賛成?反対?
子ども 先生がロボットってやだなあ…
T どうして?ロボット先生は何でも知っているし、答えてくれ
るよ。
子ども きちんと教えてくれるかも知れないけど、雑談とか…
できないでしょ?
子ども 気持ちはわかってくれないかも!
T たしかに教えることはきちっと話してくれるけど、雑談は
しないかなあ。「昨日は僕の誕生日だったんだよ!」と
笑顔で話しかけても。話が続かないかな…
T みんなが廊下を走ってたら、ロボット先生はどこまでも
追いかけてつかまえて「廊下は走りません。わかりまし
たか」とみんなが「はい」と言うまで話すだろうね。
子ども なんかこわいなあ(笑)
T そういうふうに命令されてるから、絶対に守るよね。
子ども え…それ、やだなあ…。
スクールタクトで4択アンケート機能を使って答えてもら
いました。ABCDのAが賛成、Bが反対です。
結果はほとんどがB反対でした。
次に、違う問題を考えてもらいました。
T みなさんの大切な家族が大変な病気になりました。すぐ
に手術が必要です。むずかしい手術で命にかかわります。
病院に行くと、
「ロボットの医者と人間の医者がいます。どちらに手術
をお願いしますか?サインをしてください」
と病院から言われました。さあ、みんなはどちらの医者に
手術をお願いしますか?命をどちらにあずけますか…
すぐにteamsでブレイクアウトルームを作り、教室にいる子ど
もたち、家にいる子ども達にまざってもらい3人の小グループ
で話し合ってもらいました。
「ロボットは人間よりも正確に手術ができるんじゃない」
「ロボットは万が一停電したりとか,故障するかも知れないよ 」
「暴走したら、大変だよ!」
『ロボットには心がないから気持ちわかってくれないよ」
賛成、反対、いろいろな意見が出ました。
ブレイクアウトルームを終えて、全員でつながりながら意見を
出し合いました。
家にいる子どもたちからもマイクをオンにしてもらって意見
を発表してもらいました。
話し合いの後にスクールタクトの4択機能を使って、A人間の
医者、Bロボットの医者で投票してもらいました。
結果は人間の医者が多かったです。しかし、これはどちらが
正しとは言うことができません。これからずっと課題として
考えていくことですね。
ロボットの医者に反対が多かったのは、まだまだロボットの
技術は「人の命」を任せるまでにはいたっていないということ
でしょう。
ロボットに何をしてもらうのか、逆に言うとロボットではなく
人間がやらなくてはいけないことは何なのか?…ということを
考えていかなくてはいけないということですね。
ふりかえりの最後には「今、本当に必要なロボットとは何か」
ということを改めて考えました。
野村先生からは「今、本当に必要なロボットはドラエモンの
ような自律型ロボットではなく、大地震、原発事故、水害な
どの災害じに活躍できるリモコン型のレスキューロボットで
はないかというお話があったことを改めて確認しました。
この後は,子ども達に感想、意見をスクールタクトにまとめ
て書いてもらいました。
4年生の意見をいくつかswayで紹介します。