12月18日(日)田んぼづくりプロジェクトが大きく動き出しました。
今日は学校応援団でもあるエコクラブが呼びかけて、みんなで田んぼづくりと
池掘りをしました。
朝早くから草刈りの機械、ハンマーナイフが音をあげて草を刈っています。
地域にお住まいの新井田さんがお手伝いに来てくれました。新井田さんが
この休耕田の地主さんと話をつなげてくれました。新しい田んぼの恩人で
す。
それだけでなく、今日は草刈りだということで、朝早くからお手伝いに
来てくれました。
朝10時、みんなが集合しました。軍手に長靴姿です!
はじめに、今日の活動の講師である横山さんからハンマーナイフが
どんな機械なのかお話してくれました。ハンマーナイフは草を刈る
だけでなく、刈った草を細かく粉砕してくれます。
ハンマーナイフの説明を聞いたあとは田んぼの自然観察会です。
これはガマの穂です。ふわふわの毛は全部ガマの種です。
田んぼが休耕田になるとチガヤやガマ、ヨシが育ってきます。
地域にお住まいの方のお話では、田んぼが休耕田になってから
急にガマが増えたそうです。稲科のガマはアレルギーが出る人
も多く、ガマが増えすぎるのも困ったものです。田んぼが再生
すればガマも少なくなることでしょう。
これはセリです。
セリは春の七草の1つです。口に入れて噛んでみました。
バッタがいました!クビキリギリスです。越冬をしています。
水たまりがあったので手を伸ばすと…
何と…大きなタニシを見つけました。もともとは田んぼです。
水がたまりやすい所ではタニシが生き残っています。安行小では理科室で
ホタルを育てています。ホタルのエサはタニシです。来年、田んぼができ
たらここにホタルを放してあげたいものですね。
田んぼの奥は水が溜まりやすい所です。人が足を踏み入れても、ずぶずぶ
と沈んでしまいます。田んぼの時期は田植え機などの機材は入れられず、
手植えで大変な苦労をしたそうです。
子供たちと生き物調査をしてみて、この場所を池にすることにしました。
新井田さんに軽くハンマーナイフで草刈りをしてもらい、あとは子供たち
と手で池を掘ることにしました。
土を掘るというよりは、どろを掘るということで重労働です。
掘った泥を上にあげていきました。
池かべを固めてほぼ出来上がりです。
子供たちが池づくりをしている間、お父さん方が交代でハンマーナイフで
草刈りをしました。
水がたまったところは機械もうまってしまって大変でした。
田んぼの草刈り、池づくり完了です!
池には水がたまってきました。これからどんな生き物がくらすよう
になるか楽しみですね。
草刈りが終わった後の田んぼの様子です。
1月には3トントラックでトラクターを運びこみ、耕耘をする予定
です。田んぼの成長を楽しみに見守ってください。