川口市子ども環境フォーラム 午後 ワークショップ

活動発表を終えて、お昼を食べてから、午後には13ものワークショップが開かれました。

どのワークショップも専門家に講師とし来ていただいたものです。

「植物 食べられる植物をさがす」

地域にひろがる植物で食べられるものを探していきました。講師は西川昭三先生です。

「どんぐりごま大会」

安行原自然の森のどんぐりを調べて、どんぐりごまを作ってどんぐりごま大会を

しました。賞状と素敵な景品を頂きました!講師は環境アドバイザー横山隆さん。

「エコ工作」

自然の木の実や材料を使って、一人一人がそれぞれに想像、工夫してつくりました。

講師はもの作り名人 井原勲さん。

「葉脈づくり」

ひいらびの葉の葉脈を出して、素敵なしおりを作りました。

講師は吉野修弘さん。

「ツリークライミング」

校庭のケヤキの木に登りました。登ると…自然に木と友だちになります。

講師は大西一彦さん。

「つくろう!飛ばそう!平成竹とんぼ」

竹から、けずって、バランスをとって、火であぶってねじって、竹とんぼを作って

飛ばしました。講師は小嶺敏朗さん。

 

「染め物教室」

クワの葉とケヤキの葉で染め物を行いました。染色の液が空気にふれると、不思議…

色がどんどん濃くなっていきました。講師は環境アドバイザー神山裕則さん。

「電気を作って、手作り模型で遊ぼう」

電気のしくみにふれながら、ミニ電気モーターを作りました。みんな「どうして

回るんだろう?」とびっくり!講師は萩原利夫さん。

「エコ・クッキング」

賞味期限の迫った乾パンを、3種に加工して、カフェを体験しました。

講師は内藤康子さん。

「紙すき 牛乳パックでハガキづくり」

牛乳パックのビニールをはがして、細かくちぎり、ミキサーにかけて木枠ですいて

作りました。講師は 谷崎英子さん。

 

「水質検査」

赤堀用水とわき水の水質を調べてみました。     講師は 荒川夢クラブの林恵美子さん。

 

林さんから活動報告がメールで届きました。そのまま掲載させていただきます。

「荒川夢クラブも学校周辺の赤堀用水と湧水の水質検査コースを担当に。

水質コースは5,6年生6人、保護者2名に講師、スタッフが加わり、総勢10名で実施です。

赤堀用水は農業用水であり、参加児童の祖父の子供時代は用水で泳いでいたそうな。

現在は鉄板打ち付けのカミソリ護岸でフェンスに囲まれ、皆さんが用水に近づきにくい状況です。

赤堀用水にひも付きの採水器を投げ込んで水を汲み、透視度計に水を入れて透視度を測ります。

透視度計を横から見ると、はっきりと見えそうですが、上から見たら、ぼやけて見えます。

皆さんで透視度の二重線の十字架の形がくっきり見えるところで確認したら、透視度は46センチ

でした。

安行原自然の森下で湧水の透視度を測ったら、17センチでした。湧水を採水していたら、安行原自

然の森どんぐりごまコースの人たちと出会い、湧水でオニヤンマ、ギンヤンマを見たと教えてくれました。

安行原自然の森の中で木製のテーブル、椅子を囲み、みんなで赤堀用水と湧水のCODを測りました。

皆さん、CODのパックテストの試薬がピンクなどに変わるのに興味津々なようすです。CODは赤堀用水

が6、湧水が2でした。湧水は水深が浅く、採水の際に底の砂や泥が入り、透視度は17センチと厳し

かったですが、COD測ると2となり、赤堀用水より湧水のほうがやはりきれいであることが判明しました。

湧水にオニヤンマ、ギンヤンマが生息しているのもうなずけます。

安行原自然の森から安行小の会場に戻ります。

各体験コースが体験内容、体験の感想を短い時間ながら発表し合います。

水質検査コースの子供たちは模造紙にイラストたっぷりに測定数値を書き込み、会場の人たちに発表

しました。」

 

午前中の環境活動発表からワークショップの体験発表まで1日がかりの子ども環境フォーラムは無事に

終了しました。

ワークショップを終えて、子どもたちの感想、交流を行いました。

自分の五感を使って、体験して出てきた言葉に、会場のみんながうなずいていました。

いよいよ環境フォーラムも終わりの時間を迎えました。

環境フォーラムを開催の準備から運営までを行ってくれたNPO川口市民環境会議の

スタッフのみなさんです。大きな拍手がわきあがりました。

川口市子ども環境フォーラムも、今年で16回目を迎えました。

第1回目には、市内3校から始まった牛乳パック・古紙回収の紹介がありました。

この回収活動も川口市民環境会議のみなさんが学校と回収業者をつなぐ、きっかけを

作ってくれました。今では、川口市内の牛乳パック・古紙リサイクルは日常、当たり前

の活動となっています。

 地球規模でものを考えながらも、わたしたちの身近なできるところから環境問題、

気候変動の問題に取り組んでいきましょう。