反省ある者進歩あり・・・
心もすっきり進級・卒業
校 長 戸 谷 弘 幸
3月に入り、春の日差しも日を追うごとに暖かさを増し、春の訪れを知らせ、今年度もあと残すところ一ヶ月となりました。2月は「逃げる月」、3月は「去る月」と言われるように月の移りの早さをつくづくと感じます。この3月は、いつも以上に時間を大切に使っていきたいものです。
一年が「あっ」という間に過ぎた感じがしますが、子どもたちの一年間の成長には目を見張るものがあります。担任の先生の腕にまとわりついていた1年生が、全校朝会で話を聞く態度や言葉遣いもしっかりしてきました。クラスの係り活動や給食の準備をきちんと行う2年生。のびのびと元気いっぱいの3年生。学校生活に意欲あふれる4年生。児童会や委員会活動に活躍し、最高学年になる準備を着々と進めている5年生。低学年の面倒を見てくれ、学校を盛り上げ、まとめてくれた6年生は、心身ともに成長し立派な中学生として進学していきます。さあ、4月からはそれぞれ進級・進学です。
子どもたち一人一人を見ていますと皆それぞれ個性を持っています。体の強い子・弱い子、心の優しい子・気性の激しい子、控えめな子、そして、みんなが長所・短所も持ち合わせています。私たち大人には、その子が持っている“きらりと光る”良い点を見つけて支援し、伸ばしてあげる責務があります。
平成24年度もあとわずかになりましたが、全教職員でしっかりとまとめをして、夢多き希望の4月につなぎたいと思います。同時に本年度の反省をし、それを踏まえ、安行小の子どもたちに何がよりよい指導なのか、子どもたちがよりよい「変容」をとげるためには何が必要なのか、常に肝に銘じながら指導に当たっていく所存です。
保護者、地域の皆様には、この一年間、本校の教育活動に深いご理解と、ご支援を頂戴したことを心より感謝申し上げます。
来年度、安行小学校は開校140年を迎えます。これからも「地域の学校」として新しい歴史を築いてまいりますので、より一層のご支援とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。