4年生総合「地球の仲間とつながろう」 SDGsの授業から

4年生は総合の授業3学期は「地球の仲間とつながろう」というテーマで

SDGs(持続可能な開発目標)について授業をしてきました。

最後の授業は3月22日(月)環境活動家の露木しいなさんのZOOMに

よる授業で締めくくりました。地球環境問題を気候変動、食の大量生産

食品ロスについて考えました。

露木さんはインドネシア、バリ島のグリーンスクールの卒業生です。

現役の大学生でもあります。気候変動は止まることないという危機感

のもと、大学を休学して、全国の小中高大の子ども達、学生に講演活

動をしています。露木さんの目標は、この世の中から「環境活動家」

がいなくなることだそうです。環境活動が必要のない、豊かな地球

環境が保全されることを願っているそうです。

https://www.shiina.co/

授業はzoomを通してOn-lineですが、子ども達も活発に発言をして

いました。

バリ島のグリーンスクールのお話しから始まりました。世界で1番

エコといわれるグリーンスクールの校舎がテレビに映ると、子ども

たちは目を丸くして見入っていました

「これ?学校なの?」

グリーンスクールは校舎が竹でできているんですね。

「これが給食です」と露木さんが話すと、子どもたちからは「えーっ!」

と驚きの声が。

「お皿はなんだかわかりますか?」

「あ…バナナの皮!」

「ご名答!」「エコだなあ…」

という感じで授業は進んでいきました。

さらに食べものについて授業が進みました。

これはアブラヤシの実。この実からパーム油がとれます。パーム油は

たくさんの食べ物に植物油脂として使われています。食べ物だけでな

く化粧品などたくさんの物に使われています。

そのパーム油を大量生産するために、ボルネオの熱帯雨林が燃やされ

てヤシ畑が作られています。アマゾンでは畜産のために森が燃やされて

います。熱帯雨林は地球の肺ともよばれて、いる大切な森林です。

たくさんの生き物もすんでいます。私たちが日常の食べ物、生活と

この深刻な問題はつながっています。

地球にすむ哺乳類のなかで、家畜の割合がこんなにも多いです。

野生の哺乳類はたったの4%!!

大量生産、大量消費という生活のなかで、食べ残し、食品ロスも

大きな問題です。特に日本では食品ロスが多いと言われています。

最近は大豆から作った肉も作られるようになりました。焼き肉ライク

では大豆から作ったお肉も使用されています。サッカーのメッシ選手

も植物から作ったお肉を食べていると紹介がありました。

気候変動の話もしてもらいました。南極では何と20度を超える日

も出てきたそうです。南極の氷がとけて、海面があがり、海にし

ずむ島、街がでてきています。

露木さんは、子ども達に、まず自分という小さな世界を変えることか

ら始めようと話してくれました。ちょっと想像力をはたらかせて、

買い物をするときも、買う物がどういうふうにして作られ、運ばれ

て口にはいるのか… 自分の頭で考えて、自分で選択しようとよび

かけました。いろんな意見がある、いろんな意見を聞きながら、

自分の頭で考え判断することが大切です…といことでした

そして、想像力をはたらかせて、思いやりのある選択をみんなする

ことが地球の環境を守ることになるのではないかということでした。

 

総合で学んだことから、想像力をはたらかせ、自分の頭で考えて、

判断して、行動することが大切なんですね。