第2回天文教室 月 土星 木星を見よう 8月24日(月)

8月8日(土)の第1回天文教室に続き、8月24日(月)に第2回天文教室を開きました。

第1回天文教室 木星と土星の観察 8月8日(土)

第1回は天候に恵まれず、雲が空をおおっていて、せっかくの天体望

遠鏡もその性能を出せませんでした。しかし、今日24日は、空は雲も

なく快晴です。天文教室日和です。

午後5時、講師の久保田先生が望遠鏡の準備を始めました。前回は

2台。今回は3台の天体望遠鏡を用意していただきました。

これは久保田先生が中学校の時に、お父さんから買ってもらった

反射望遠鏡です。

こちらも反射望遠鏡。上野に比べると口径が大きく、明るいそうです。

そして、もう1台。屈折望遠鏡です。

西の空を見ると、三日月が見えています。

久保田先生が反射望遠鏡を設定しました。

携帯写真を使って撮った三日月です。

さあ、6時30分過ぎ、もう辺りは暗くなってきました。

月のはっきりと濃く写ります。天体望遠鏡をのぞくと月のあまりの

明るさに驚きました。

午後7時。自由研究チャレンジャーの皆さんが校庭に集まりました。

8月8日は、7時でもまだまだ明るかったのに、今日24日はもう

真っ暗です。

久保田先生がライトをあてながら、夏の大三角についてのお話を

してくれました。織姫星ベガと彦星アルタイルとは、想像もつかない

ぐらい遠く離れています。16光年も離れています。光と電波の速さ

は同じです。彦星アルタイルが織姫ベガに「会いたい」と電話したと

して、織姫ベガが彦星アルタイルの声を聴くまでに16年。織姫

ベバの返事がつくのに、また16年。彦星アルタイルが天の川で

待っていますと、伝えるのに16年、織姫ベガが「わかりました」

と伝えるまでに16年かかってしまいます。

もう二人ともおじいさんとおばあさんですね。

でも…心配はいりません。星の一生は、人間に比べるとはるかに

長いそうです。星の一生を人間の一生にあわせて計算すると、

なんと1秒に1回天の川で会うことになるそうです。そう考えると

二人はいつも会っている?

月の明かりが地球につくまでに1.3秒かかります。ということは

見ている月は1.3秒前の月ということになります。

月の次は土星をみました。この写真ではうまく撮れていませんが

土星の輪も見ることができました。

土星は80分前の土星を見ているそうです。

続いて木星です。

木星は4つの衛星を持っています。この4つの衛星も見ることがで

きました。(写真ではうまく撮れませんでした)

木星は40分前の木星の光を見ているそうです。

夏の一夜、月と星の観察を楽しみました。子ども達はもちろんですが

お父さんたちも「感動しました!」「なんかわくわくするよね」

と子ども時代にもどって一緒に夜空を見つめていました。

久保田先生、素敵な時間をありがとうございました。